こんにちは。イギリス在住3姉妹ママのナギです。
子育てをしながら本当しみじみ感じる事。それは「人ってみんな違うんだな」と。同じ親から生まれた子供同士でも、親と子供でもみんなそれぞれ違う。当たり前の事なのに、それに気づかず比べてしまう自分がいました。
数年前に読んだ記事の中で『認知特性』について興味深く読んだので、こちらにブログでシェアしようと思います。認知特性をもっとたくさんの方に知って貰いたいので、私なりにまとめてみました。
認知特性とは何か?
人は物事を頭の中で情報処理する方法が人それぞれ違います。子供も同じく個々の認知能力により、外の世界を理解します。私にも3人娘がおりますが、3人3色それぞれの得意が違います。
2.次女は音楽や歌が大好き。日本語も英語も数回聞けばすぐに覚えて話すのが上手。
3.三女も次女に似ていて音楽が大好き。家の外の音に敏感に反応する。
子供が好きなおもちゃや遊びが違ったり、物事への反応や表現の仕方が違うのも、この認知特性が違うからだそうです。子供の認知特性を理解すると、子供が好きな遊びで得意をもっと伸ばせるようになるそうです。
認知特性の種類6つ
視覚優位タイプ
目で見た情報の記憶力が凄い。一度あった人や場所をよく覚えてる。視覚で気に入ったものを集めたり眺めるのが好き。お絵かきやブロックが好き。(うちの長女は間違いなく視覚優位タイプ!!)
1-2)3D タイプ:物事を3次元映像で覚えたり、時間や空間も含め記憶できる。行った場所を立体的に、順序良く説明することが出来る。人の顔や見た景色を覚えるのが得意。★適した職業:デザイナー、外科医、建築家、カメラマン、パイロット、舞台製作者
聴覚優位タイプ
耳で聞いた情報に敏感で、大きな音や特定の音を怖がる。歌が好きだったり、CMやセリフを覚えるのが得意。モノマネが得意。(これは我が家の次女と三女だあ!と思いました。)
2-1)聴覚(ラジオ)タイプ:音楽を聴くのが好きだったりおしゃべり。一度聞いた音楽や言葉のフレーズを覚えるのが得意。
2-2)聴覚&音(サウンド)タイプ:音楽家気質で音に非常に敏感。音階や音色といった言語的な意味を持たない情報も、脳内で処理できる。聞いた音をそのまま再現する事が出来る。外国語の習得も早い。
★適した職業:弁護士、アナウンサー、音楽家、落語家
言語優位タイプ
聞いたり読んだ「言語」をベースに記憶したり理解する。文字を覚えるのが早かったり、興味が強い。おしゃべり。自分で物語を作るのが好き。
3-2)言語象徴タイプ:文字や文章を図式化して理解するタイプ。難しい文章を理解するのが得意でノートをまとめるのが上手。★適した職業:コピーライター、作家、教師、心理学者、金融関係者
認知特性はオーバーラップしている部分もあるので、明確に6つのタイプで分かれるものではありません。私もオンライン上で出来る認知特性テストをしてみましたが、3Dタイプ、ファンタジータイプ、サウンドタイプの3つが優位特性として結果が出ました。
医学博士・医師の本田真美氏による、本田40式認知特性テストから、自分のタイプを診断できますよ。尚、子供の場合、3歳までは視覚優位な成長過程を踏むので、どのタイプか判断するには3歳以降でないと判断しにくいようです。
子供の認知特性診断
こちらは3歳を目安にテストを作成しています。子供向けの診断テストは、視覚優位、言語優位、聴覚優位の3で分類されています。
次のA~Cの各項目で、子どもの言動に当てはまるものにチェック。1項目1点で計算し、
下のレーダーチャートの数値にマーク。3点を結んで三角形を作りましょう。テストはこちらのリンク先を参考にしました。
A.視覚優位タイプ
□ 絵本や図鑑を眺めるのが好き
□ ものを並べたり、さまざまな角度や横目を使って眺めたり、クルクル回るものを眺めるのが好き
□ 絵を描くのが好き
□ 人見知りや場所見知りが強い
□ ブロック遊びや電車遊び、パズルが好き
□ 一度行った場所や一度会った人をよく覚えている
□ 空想遊びが好き
□ 絵本やテレビで見たおばけや鬼などを、必要以上に怖がることがある
□ いろいろなものを集めるのが好き
□ 部屋のインテリアや身近な人の服装、髪型の変化にすぐ気づく
B.言語優位タイプ
□ おしゃべりが好き
□ 「あれ、何?」「これ、何?」と質問攻めにする
□ 文字を覚えるのが早い、文字への興味が強い
□ ヒーローやヒロインになりきったり、自分で物語を作るのが得意
□ 見たものを例えたり、比喩表現が上手
□ ごっこ遊び、おままごとが好き
□ よく話すが、聞き間違いや言い間違いが多い
□ しりとりやなぞなぞが得意
□ 嘘をつくことがある
□ 園や学校であったことを、順序よく話ができる
C. 聴覚優位タイプ
□ 遠くのサイレンなど小さな音にも気づく
□ 大きな音や特定の音を怖がる・嫌がる
□ ひとり言を言う
□ 1歳前に言葉を話し始めた
□ 大人びた表現を使うことがある
□ CMのセリフや歌を覚えて繰り返す
□ 生後6か月になる前に、名前を呼ぶと返事をしたり、手を挙げたりした
□ 歌を歌うのが好き
□ リズムに合わせて体を動かすのが得意
□ モノマネが得意
★テスト結果をチェック★
子供の認知特性を生かした遊び
視覚優位タイプにおススメ玩具:パズル、ブロック、お絵かき
聴覚優位タイプにおススメ玩具:音楽や楽器遊び、歌やダンス、英語学習
音楽や歌に合わせて打楽器を使うと、楽しい音で子供の手と目の調整能力と運動リスニング能力、音楽感知能力を鍛えれます。また、リズム感を養うのに最適の遊びです。
英語学習DVD”Goomie”は幼児英語学習にとても人気なDVDですよ。音に敏感な聴覚優位タイプなお子さんにとって英語学習もあそびの一つになるはずです。歌やダンスを通じて英語のフレーズもすぐに覚えてしまいますよ。
言語優位タイプにおススメ遊び:しりとり、カルタゲーム、なぞなぞ、ダジャレ
言葉で遊ぶしりとりパズル、なぞなぞの本や、カルタ、文字合わせカードゲームが言語優位タイプにはぴったりの遊びです。文字を覚える前は絵本の読み聞かせや、ごっご遊び等で。
まとめ
「認知特性」による違いを受け止めて子供の特徴を理解する。
子供の好きはその子の特性。好きな遊びで得意を伸ばしその子の強みを生かす。
認知特性は今後の学習方法や進路にも応用できる。
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